Step inside Soul

概要

以下は本編の内容を時系列順に並べる予定です。Otherに置いてあるものもありますし、中には"セリフを起こしただけの文"や"表に置くには少し気が引けるイラスト・漫画"もあります。

 

▼世界観説明+人物紹介

▼世界

科学技術は今の地球と同じぐらいで、魔法はないけど様々な能力を持った生物が住んでる。人間も太古の時代では能力を持っていたが、現在はそのほとんどが失われている。

 

▼クラディーテ

三つ子・翡翠・朝日奈が所属。才能のあるものを多くスカウトする。世界中で名を馳せており、ここに所属していると箔をつけることができる。権限的にも強く様々な特権を使うことができる。一方で警察と連携しているため、有事の際には警察の手伝いをすることが義務づけられている。

 

▼異能持ち

 人間だが能力を持っている者のことを指す。家系であったり突然変異であったり様々である。現在(作中時点)ではほとんどおらず、その存在も忘れられている。

現在、様々な方法で異能持ちを人工的に作り出す研究がなされている。

佳・綾:先天性属性持ち→属性持ちの力を強化・制御する実験

晃・律:後天性属性持ち→属性持ちになれるかの実験

 

▼時読:異能の一種

過去未来を見通す力を持つ。

過去は1通りだが、未来は複数存在するため、可能性の高いものから見ることになる。

未来を何通り見れるかが時読師の出来を決める。また、赤目は過去を、青目は未来をみており、瞳の色が純粋な赤と青に近づくほど力が強い。時読を行う際には快楽が発生している。

 

▼世界の穢れ

定期的にたまる世界の穢れ。

溜まり続けると、世界の均衡が崩れ、生きとし生きるモノの生命活動が低下、生き物の情緒も不安定になるので争いが絶えなくなる。世界が淀むし、最悪滅ぶ。

 

▼鎮芖(しずち)

 500年に一度生まれる。世界の淀みを減らし、均衡を保つための存在。と言っても特に何かするわけではない。そこにいれば良いだけ。勝手に穢れを吸って、世界の汚れを綺麗にしている。

人間の子供として生まれてくるし、人間の形を成しているが、人間ではない。概念であるといったほうが適切。肉体は100年滅ばない。それぞれに司るものがある。 

生まれ落ちた瞬間は人間だったが、生きているうちに世界を構成している概念が人間としての部分を侵食するらしく、ある程度の深度(10代、多分9.9割)になると前任者から受け継ぎ(継承)がある。人の姿をしているのはそれなりに理由があるらしい。

▼鎮芖の紹介


1部

のどかな山間の村で暮らす三つ子のラウフ・アシーア・ウィリンは、とある事件から「世界は広い」ことを知る。そして、一度見てしまった大きな世界を忘れることができなかった。そして、とうとう「外の世界をもっと見たい!」「やりたいことが出来たからじっとしていたくない!」という思いを抑えきれなくなり、父を猛説得。ついには父を納得させ、堂々と出発に漕ぎつける。

 

外の世界にはきっといっぱいの”素敵なこと”で溢れているはず!と期待に胸を膨らませる3人。しかし3人は旅の中で、“とある事件”の裏側にもっと大きな組織がかかわっていることを知ってしまった。そして、どうやら次に狙われているのは、”自分達”のようで……?

 

※noteにて、あらすじをまとめてみました!文章ですので、悪しからず


▼名前

エンカウント2~3回目のラウフとゲン。互いのことはあまりよくわかってない。
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客船、夜。ラウフはかすかな物音を聞いて目を開けた。
「……生首……ネヨ」
「おい、わざわざ寝直すな、起きろ」
「生首さん、脅かすならお隣が良いよ、たぶん、ね、純花」
「ワッフ!」ド--ン!
ベットから落ちるラウフ
「いたっ」
「wwww」(純花)
「はぁ……」
「?」
「俺がここにいる意味が分かるか?」
「?化かしに来たんじゃないの?」
ゲンはキッとラウフを睨んだ。
「ごめん、冗談」「どうかした?」
 
「……」
「それなら、君はここに居て、大丈夫なの?」
「それはまぁ」「……大丈夫だ」(抜けてきたこと自体気付かれない)
「……ウワァ自信家……」
「その顔をやめろ」
(ここら辺、終始ゲンは怒り気味。)
「済まない、ありがとう」
「いいよ」「……あ、交換条件」
「なんだ?」
「名前、教えて」

▼知らないのか(微グロ)

''鎮芖''というものについて、幻がウィリンに対して下世話(?)な観点から説明する話。だいたい14歳頃です。
手が飛んだりします。観覧は自己責任で。
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幻が男(多分逢い引きしてた相手で、今回幻の組織の方から手を切った)に腹いせに腹部を刺される。刺されたところから溢れる血。幻は包丁が刺さったまま倒れ込み、男は笑いながら走り去っていく。そして近くには身を潜めて一部始終を目撃してしたウィリン。 幻が刺されたこと、血が流れていることに驚き、ウィリンは動けないでいる。と、男が去ってから十分時間を置いて、幻が何事も無かったかのように起き上がった。そして腹部に刺された包丁を自らゆっくりと引き抜く。
「げ、ゲン……くん……?」
「お前は大丈夫か?」
「え……」
「……、腰が抜けているぐらいか。なら大丈夫だな」
「お腹は……?」
「?」
「さっきお腹、刺されて……」
「?そんなものすぐに治る」
「でも、血……。っ?血は?なんで血が付いてないの……?」
「あぁ、血が流れてるように見えたのか。それは俺がそう見せていただけだ。心配するな」
「え……で でも……そもそもなんで治って……」(幻の裂けた衣服をじっと見る)
「お前も自己修復ぐらいしたことあるのだろう?」
「え……?」
「?」(ラウフは「あの時、修復が上手くいかなかった……、だから、2人は……」と言っていたよな?)「……」「もしかして、継承をしてないのか?」
「継承?なにを……?」
「してないようだな……」(この様子ならあいつは言ってないんだろう……)
おもむろに包丁を取り上げる幻。
「声を出すなよ」
「え……っ」
幻は自身の手首に包丁を振り落とし、切断した。少し浮いた手首がグチャと落ちる。
「〜〜ッ!!!!!」
「声を出すな」
ウィリンが叫ぶ瞬間に幻の手がウィリンの口を塞ぐ。幻はウィリンが叫び終わったことを確認し、手を離す。
「鎮芖(俺達)は概念が人の形をとったものだ。人として生命活動を行っているが、それは、この地で100年と言う時を正確に過ごすためにある。そのためにはより安定的な形である方が好ましい。自己修復は、身体的な安定を保つためのシステムだ」この間に幻の切り離された手が無へと帰り、同時に手首から骨・肉・皮の順に徐々に手が形成されていく。
「ウップ……」
「吐き気があるなら吐いた方がいい」(接触しない)
「勿論、この自己修復が完璧に行われないことはある」
「!それって……!?」
「お前の姉は知っている様だったぞ」
「っ……」
(ふむ……)(あいつが何を考えてるのか予想できない訳では無いが……、)「俺は知っておくべきだと思ったから、お前に教えた」
「……」
「……、今日は寝た方がいいな。俺はこれで失礼する」
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※後日、ラウフに殴られるゲンがいます。

2部

組織が壊滅し、穏やかな日々を過ごしていたラウフ・アシーア・ウィリン。

しかし、

 「やっと会えた。1000年ずっと待っていたの」

 男がそう声をかけてきたことから、そんな日々は突然崩れ去った。1000年前何があったのか。その時の鎮芖がなぜ消滅してしまったのか。謎を解くため、彼女たちは動き出す。

 

さぁ、選べ。生か死か
さぁ、選べ。生か死か

▼臨床ファイル

実際は1部と2部の間あった出来事。ゲンと信玄の会話。組織壊滅後、人体実験の記録ファイルを信玄がとってきた。
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「ほい、頼まれてたやつ」
「あぁ、ありがとう」
「どーいたしまして」「……、ごめん、中身読んじまった……」
「そうか」
幻、臨床ファイルの中身をパラパラとめくる。
「なるほど、こんなことされてたんだな……」
「知らなかったのかよ」
「詳しくは知らなかったな。直接された事しか分からないさ」
「……そうだよな、ごめん……」
「信玄が謝ることではないだろ」
「う、」
「俺達は大丈夫だ」「ありがとう」
「……それ、出るとこ出れば……」
「表立って出れる場所は……、思い付かないな」「気にするな、もう、終わったことだ」
「……」
「療養を頑張ることにする」「また、手伝って欲しいことがあったら頼む」
「わかった」

▼常夜の番人